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(お暇だったら読んでね^^)
よく、絵が上手になるためには何をしたらいいか?という質問に「デッサン」と「模写」という言葉がでてきます。
どちらをやったらいいのかという質問にはたいてい「どちらも」という答えがつくと思います。
「模写」というのは「描き写し」なので、そこにすでにお手本があるようなものですから、「デッサン」より「模写」の方がとっつきやすく、このサイトに来てくださってる方は
一度はやったことがあると思います。
写真を見ながら描くというのも「模写」になります。「デッサン」したとはいえないかも。
デッサンは苦手だという方もいらっしゃると思います。美術系のデッサンを目的とした場合はいろいろな課題がありますが、
漫画キャラクターを描く上での「デッサン力」を身につけるだけであれば、あまりデッサンの技術にあれこれ悩む必要は無いかと。
デッサンの最初の一歩は「観察」することなんでね。
頭の大きさはどれくらいか、首は頭のどのあたりにくっついているか、腕と体躯はどんな風に繋がっているか、体のどの部分の肉付きは厚そうか等々。
視界を狭めて肉付きの流れを見る、少し引いて全体のバランスを見渡す。人体が皮膚に覆われた(衣服をまとった)塊状の物体であることを実感するのが「デッサン」の始まり。
そうして目の前の3次元物体を2次元の紙に描く訓練を重ねていくことで、何も見なくてもある程度まで描けるようになるんだと思います。
要は「空間を把握する」というやつです。学校やデッサン教室では技術面の事も指導されたりするので、自分のヘタレさに苦手意識を持ってしまうかもしれませんが、
実物を見ながら描くというのは空間認識力を鍛えることになっているので、結果的にあまりうまく描けなくてもそれに取り組むことに意義がある。
立体物を平面に描くという訓練を重ねてからポーズ資料の写真等を見ると、服を着たモデルさんでも服の中の体がどうなっているか頭の中で想像できるようになると思います。
大まかな立体把握ができてから、細かな部分を写真に頼るという方法をとるのがいいんじゃないかな。
あと、実物のデッサンはなかなか動いているものは描けないんでね。動いてる瞬間のポーズを描きたい場合、写真やデッサン人形はとても重宝します。
空間認識を鍛えるためのデッサンなら必ずしも人物でなくても、バナナとかドライヤーとかでもいい。
初心者の方は7:3か6:4くらいで「模写」よりも「デッサン」に力を入れてやった方がいいんじゃないかと私は思います。
デッサンの技法書や解説書を読んでもイマイチわからないという方も、実物のデッサンを重ねて立体物として捉えられるようになってから読むと、すんなり納得できるようになるはず。
私は学生時代は勿論デッサンもやったけど、好きだったのはクロッキーだったな。途中で変に悩まずに集中してやれるのがいい。
2分くらいだと全体を描くのが精一杯で、目鼻まではムリでしたが、5分あれば顔はもちろん、衣服のしわまでかなり描き込めました。
色んな人(モデルは生徒)を描いているうちに、スレンダーなタイプより、やや太り気味の子のほうが描いてて楽しくなるというのを発見してしまった^^
なんというかね・・・肉を描くのは・・・楽しいと・・・。。。。でも自分のキャラ絵はスレンダーなままなんですけどね^^
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