|
(お暇だったら読んでね^^)
学校教育で「デッサン」という言葉が出てきたのは中一でした。
小学校のときの図画では人物画を描いたとしても、デッサンは問われませんでした。
今はどうかわかりませんが、nakakoの場合は中学1年の時、美術の授業で「友人を描く」というお題があり、数人ずつで円陣になって前に座っている人を描いたのでした。
当然出来上がった絵は、みんな斜め後ろ向きで画板に向かって絵を描いているというポーズになってしまうんですけどね(^^;)
出来上がった絵を張り出して、先生が批評するわけですが、その時初めて「デッサン」という言葉が出てきたと思います。
その時先生が指摘したのは、「殆どの人は手足が小さすぎる」というものでした。
幼稚園児の絵を見ても、とにかく頭が大きく、腕や脚は描いていたとしても、末端の手足は無いか、非常に小さい。
何故こうなってしまうか?
人間は人を見るとき、視覚から入ってきた情報を一旦脳内で整理してしまう。入ってきた情報に順位をつけて、重要なもの、自分にとって心地よいものが第1位になってしまう。
絶え間なく入ってくる情報を整理するために、大して重要ではないものは抜け落ちてしまう。
他人と母親を区別するために、顔が一番重要な情報なのですね。幼児の絵では、その子が情報処理した後、つまりイメージの人物像が現れるわけです。
成長してくると、経験や情報処理能力の向上で、ちゃんと手足がついた人物像にはなるのですが、順位をつけてしまったイメージの人物像をなかなか払拭できないのかもしれません。
う〜ん。。。。人体を正確に描写するには「無」になることなのか?なんだか修行僧みたいだな。。。。
いやいや、そんな事はない。やはりちゃんと見て描くに限るのだ。「肩」「腰」「関節」がどうなっているかをよーく見て描くことが大事なんだと思う。
Copyright(C) nakako All Rights reserved.