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正面図は難しい

カミングアウトww

さてさて〜 皆様は正面図は得意ですか?
正面からは描けるけど、「横顔が描けない」とか。「斜め向きだと肩の角度が変になる」とか。
でもそういう事であれば、正面図もちゃんと描けているとは言えないかもしれません。腕を前に突き出したポーズの正面図はムズかしいと思いませんか?
そういうポーズなら横向きの方が描きやすいと思います。

というわけで、今回のテーマは「立体を意識する」です。

人は「人間を描くときは正面。四つ足の動物を描くときは横向き」を描くといわれてます。
人間は正面も横向きもそれほど幅に差は無いけど、動物などは奥行きの方がかなり長かったりします。
正面からではその大きさが把握しづらくなるため、横向きを描いて表現しているのかもしれません。

腕を前に突き出すと奥行きが伸びるため、このポーズを描くときは正面より横向きの方が描きやすくなるのです。


さてこの四角を見て、紙なのか箱なのか判断しづらいと思います
紙でも箱でも真正面から見るとこう見えますよね。

斜めから見ると紙なのか箱なのかがわかってきます。
立体を表現する時は真正面よりやや角度をつけた方がわかりやすくなるということです。

人体を描く時も同じで、正面図は奥行きが表現できなくてもいいことになりますが、(・_;☆\(-_-)ナンデヤネンッ!
その分平面的になりがち。正面図でも立体感を感じさせるように描くには、初心者では中々難しいかも。
かなり練習が必要になってくる、難易度の高い構図でもあるわけです。。

さて、いよいよ本題。影とかつけない輪郭線のみの絵でも頭の中では立体(厚みがある)というのを常に意識して描くといいと思います。
下書きとか練習絵の時は影をつけて描いてみてはどうでしょう。
なんか怖くなる〜などと思わず、やってみてください。立体把握の練習にもなるし、色塗りするときも役に立つかも。

頭を描く時は、球体と捉えて頭のてっぺんを決めます。
そこから補助線を引いて練習しましょう。髪の毛の流れを描くときも、そのてっぺんを中心にして描くようにすると頭の球体感が出ます。

練習絵を描く時は、紙に鉛筆(シャーペンでもいいけど)で描きましょう。
とりあえず紙も鉛筆もメーカーとかどうでもいいです。ただ紙の大きさはB5以上で。
小さくチマチマ描くよりも、その紙にいっぱいいっぱいの大きさで描きましょう。

絵を描くということは、いい絵を見たり、技法書を読んで知識を入れるだけでは描けません。手がその通りには動かないからです。
紙に向かって、手を大きく動かしながら描くと、脳の運動野の部分も刺激されます。手と鉛筆の摩擦から感じる触覚も働きます。
脳の色々な部分を刺激しながら描いた方が、覚えもよくなると思います。
   



それでも何かうまくいかないという方は箱を描く練習をしてみましょう。首から足までは箱と捉えることができるから。
まあでも、ティッシュボックスを延々と描いてもあまりおもしろくないです。
ちょっと難しくなるかもしれませんが、牛乳パックなんかどうでしょう。

  
ポイントは飲み口の三角形ですね。人体の肩の参考になるかも。色々な角度から描いてみましょう。




(お暇だったら読んでね^^)

よく自己紹介として「プロフィール」という言葉を使いますよね。プロフィールって訳すと「横顔」だよな。。。。
なんで、その人の「ナリ」を表すのが「横顔」なんだろうと思っているわけですよ。
西洋美術では美人や肖像画を描くのに時に「横顔」を描いているものがあります。妙に「横顔」を描くのが流行っていた時期もあったような。
ブローチのカメオや、コインの肖像画なんかも横顔ですね。
片や日本では明治になって西洋絵画が入る以前には、横顔を描くことはほとんど稀でした。武将の肖像画もほとんど正面か、やや斜めのものです。しかも陰影はあまりありません。
やはり白人種の方々顔の彫りが深い(立体的な顔)から、人物を立体的にとらえて表現するのかな。日本人はのっぺり顔だからなあ。
日本の女優さんとかで、横顔が美しい人はあまりいないっていうし。
でもって実は絵画に限らず、なんらかの説明図のようなものでも、日本人は形状の詳細を表現しようとしますが、欧米人は立体感を重視するんだという事を感じたことがあります。
でも日本人が三次元表現力が乏しいからといって、卑屈になることはない。それよりも日本の二次元的表現は19世紀のヨーロッパ絵画に多大な影響を及ぼしたのですから。
そう「浮世絵」です。
「浮世絵」なんてババくさいものには興味ない、とおっしゃらずに。。。。
「浮世絵」は「漫画」の原点だとも言われますし。「どこがやっ!」、とおしゃらずに。。。。
共通点としては輪郭線で描かれ、陰影はつけない。漫画もなんらかの効果を狙う時以外はあまりつけません。
そして何よりデフォルメされた人物画であること。ずっと以前になんかの本で浮世絵の女性とまったく同じポーズをした女優さんの写真を並べたものを見たことがあるのですが、
顔は言うまでもなく、体のほうもかなりデフォルメされているのがはっきりわかりました。
「浮世絵」の女性はリアルよりもずっと頭身が高く(多分江戸時代の女性は6頭身くらいだったと思う)、かなりほっそりしている。
着物の見え方もまったくリアルじゃない。襟はそんな風に曲がらないだろうとか、裾はそんな風に広がらないだろうとか、ツッコミどころ満載。
つまり「浮世絵」はリアルとは違う、様式美を極めた絵なわけです。
リアルじゃないから、立体感がないからといってヘタレ絵ではない。
独自の様式美を極めたものであるから、19世紀のヨーロッパの画家たちにも衝撃をあたえることができたのでしょう。そこからミュッシャやビアズリーのようなアールヌーヴォーの画家たちを生む結果になったのですから。
明治になって日本に西洋画の手法が入ってきました。日本人も立体的な人物表現をするようにはなってきましたが、やがて登場したのは「漫画」です。
デフォルメされたキャラクター、なんちゃってパースで描かれた「漫画」は日本では爆発的に発展、進化しました。こんなに漫画が隆盛している国は他に無いです。
そして20世紀末、日本の2次元文化は「TVアニメ」として、またしても世界に羽ばたいていったのでした。
もちろん、漫画、アニメにはストーリーがあって、絵だけの魅力じゃないのはわかってますよ。
gdgdになってますが、何が言いたいかって、うん、漫画絵でそんなに正確なデッサンは必要ないんじゃないかってことです。程々でも全然OK。
プロの漫画家でもデッサンが・・・・な方は結構います。非常に巧い先生もいらっしゃいますけどね。まぁあまりにできなさすぎの絵は見てて気持ち悪いですが。
話は戻ります。
白人種の人々の立体的な顔、体のつくりが絵画の立体表現重視になったのではと書きましたが、「顔の文化誌」という本の中で、そういった身体的特徴ではなく、民族の歴史背景に関係があるんじゃないかということが書かれています。「へー」と思ったのですが、
「ヨーロッパ人は狩猟民族だから・・・・日本人は農耕民族で・・・・」という件があって。。。。(´・ω・`)
ウ〜ン
日本人の農耕って3000年くらいだよね。その前の狩猟、採取が主だった縄文時代は1万年くらいあるよね。ヨーロッパ人は5万年くらい前から農耕やってるらしいし。
「日本人は奥ゆかしい民族性で個性を主張するのは好まれない。欧米人は個性を大事にしている」とかも。。。。これもここ数十年の間に植えつけられたイメージという気がしなくもない。
まあ、私もあまり歴史や民俗学に詳しいわけじゃないから、大学教授に堂々異を唱える気もないけどさ。gdgdgdgd


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